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一般社団法人 神戸市視覚障害者福祉協会へようこそ

兵庫県神戸市中央区橘通3丁目4番1号 市立総合福祉センター内(2階)
TEL 078-371-6245


私たちは神戸市内で視力にハンディキャップを抱えながら、お互いに助け合い、励まし合い、心の目を繋ぎながら、明日に・未来に向かって楽しく活動している法人認可を受けた団体です。

本文開始

神戸市視協会報 第100号

平成25年7月10日発行
一般社団法人 神戸市視覚障害者福祉協会



ご挨拶

会長 奥本 一夫


 初夏の候、梅雨入り宣言されたにもかかわらず、中々雨が降りそうにありませんが、皆さんにはお健やかにお過ごしでしょうか。
今年も上半期が過ぎました。年始には脱皮成長の年として決意されましたことを、ご精進されていることと思います。どうか成就されますようお祈り致します。そんな中、先日 長年会長として会の発展にご尽力いただき、又 指定介護支援事業所の所長として、ご指導下さっていました近藤敏郎氏が5月25日にご逝去されました。もっともっとお元気でご指導いただきたかったと、とても残念でなりません。今までいただきました温かいご愛情に心から感謝しまして、ご冥福をお祈りしたく思います。
 この会報もおかげ様で発行100号を迎え記念すべき号となりました。
これからも皆さんに喜ばれる会報を目指していきたく思いますので、
皆さんの声を聞かせて下さいますよう お願い申し上げます。


平成24年度表決代表者定期決算総会開催

 5月17日(金) 午後1時30分より 神戸市立総合福祉センター4階第5会議室にて、来賓8人と会員出席者64人、委任状136人によって総会成立で開催しました。又、議事にはいる前に、支部の設置や理事選出規定への執行部の姿勢や方針等の質問があり、定款の規定には違反をしないで理事役員会での決議を得ながら粛々と進めたいとの考えが述べられ、司会者から議事進行を宣した。
 議長・今泉勝次、森方 敏、資格審査員・嶽本千枝子、谷本雪子、議事録署名人・川久保 榮、野間 薫、事前に選出された選挙管理委員会9人で開かれました。
 前年度総会決議処理報告、平成24年度活動報告、平成24年度決算
及び監査報告、定款の一部変更、新理事の選出、一般提案や情報交換、他支部提案は出ませんでした。以上審議を行い原案通り可決承認されました。
 又、事業報告の中で、バスの安全乗車に関して市交通局の誠意ある解答、同行援護利用時間延長に関して市当局の解答として個別に必要に応じて柔軟に対応したいとの回答、福祉乗車パスに関する署名運動の経過の報告があり、今後も障害者がパスの件で不利・不便が無いように活動を継続する事等報告された。
 又、定款の一部変更の趣旨と改正点を会長から提案され、改正点を文書で配布することを条件に採決され、改正に賛成54人にて可決された。
 新理事の選出は事前に設置された選挙管理委員会が担当し、近藤系子委員長が方法を説明し、候補者名簿を配布し別室にて開票に当たった。厳重な開票結果にて候補者全員が信任を得る結果を発表された。


『 新理事名(50音順)』

 梅木 茂樹 奥本 一夫 岡崎 明美 沖  博 折野 八千代
 小谷 照子 小西 昭夫 小林 紀代 佐々木 文孝 竹沢 秀夫
 中谷 康恵 中村 よし乃 野間薫 坂東 順治福井 照久
 松本 昭二 森方 敏    


 監事選出に関して立候補者が2人あり、1人ずつ挙手にて選挙し、川久保 榮、常本兼男両候補も過半数の信任を得て当選となった。
 又、本会ホームページの立ち上げに関して進行状況・経過報告が示され、前向きに進めることを決議した。


新役員紹介

第1回理事・役員会(6月7日)において新役員が下記のように決まりました。
会長 奥本 一夫 副会長・本部事業担当 福井 照久    
副会長・会計 松本 昭二 監事 川久保 榮  監事 常本 兼男  
会計補佐 嶽本千枝子 総務 職員対応 あはき4部長 沖  博
音楽部長 小林 紀代 広報部長 坂東 順治 女性部長 折野 八千代
青年部長 佐々木 文孝 体育部長 岡崎 明美 老人部長 小谷 照子
盲人用具担当(保留)


定款の一部改正(原文参照)

第2章 目的と事業(事業)
 第5条 1項 障害者総合支援法に基づく障害者福祉サービス事業及び地域生活支援事業

第4章 総会(開催)
 第14条 総会は、定時総会として毎年度6月末迄に一回開催するほか、必要がある場合に開催する。              

第7章 資産及び会計 (事業計画及び収支予算)
 第38条 この法人の事業計画書、収支予算書については、毎事業年度の開始の日の前日までに、会長が作成し、理事会の承認を受けなければならない。これを変更する場合も、同様とする。


平成24年度決算報告

収入総額
14,248,879円
支出総額
12,010,955円
差引残額
2,237,924円


近藤敏郎氏(前会長)を偲んで

兵庫区 折野 八千代


 兵庫区にとって又一人亡くなられ、大きな悲しみと寂しさが一杯になりました。髙本さんをはじめ、役員の皆さんと一緒に兵庫区の会の歴史を作り、代表として守り育ててこられた前会長。会長を退いてからも相談役として、会議は髙本氏の所で行い、その後皆で食事をしてきました。5年近くが走馬灯のように思い出されます。ご夫妻と4人でスナックに行き、順番に次々と歌ったこともあります。そして夏なのに前会長の手が熱いので「熱がありますね」と私。病院嫌いでしたが、入院となってしまいました。しかしよく歩けるようにもなり、旅行にも何度か一緒に同行しましたが、電車のことには非常に詳しかったです。「組織がとまるか」と心配された髙本さんが入院し、亡くなられる前に二人がお会いしたとか・・・。それから髙本さんが亡くなられたことを知り、一層落ち込んだのではと思っています。穏やかな声から感じる人柄は、全国にたくさんの知り合いを作り、バングラディッシュや韓国へも何度も訪問され、今度一緒に行きましょうと話していたこともありました。天国で髙本さんと兵庫を語り、市視協を思い出し、歌を歌っているのではと思います。二人三脚で結婚50年を過ごしてこられた人生、最後のお別れにはあんなに多くの人たちに見送られたことは、前会長の人柄と功績の賜物なのではと感じたのは、私だけではないと思います。


第66回全国盲人福祉大会開催される

副会長 福井 照久


6月21日(金)から23日(日)第66回全国盲人福祉大会(日盲連福井大会)が開催され、本会から、奥本会長・福井副会長・谷本事務局・嶽本会計補佐が出席し活発に情報交換をし、視覚障害者を取り巻く諸問題(同行援護を中心とした生活に密着した議題、交通バリアフリーを中心とした安全対策の問題、無資格マッサージの撲滅を目指した健全なあはき業の発展を中心とした議題)を熱心に議論しました。
又目まぐるしく改正が進む障害者基本法障害者総合支援法について学習して参りました。二日目の夜からは松本団長以下24名のツアー参加者と合流し、芦原温泉(ぐらばあ亭)にて楽しい懇親会を実施しました。三日目には全国から約1300人の仲間が一堂に集うサンドーム福井で熱気溢れる大会に出席して、帰路に着きました。以下、今大会のスローガンを記載します。

・ 急げ、東日本大震災からの復興。学べ、被災障害者の体験。
・ 期は熟した。障害者権利条約の批准。作ろう、障害者も安心できる社会を。
・ 守れ、鍼灸マッサージの免許制度。
・ 広げよう、日盲連の仲間。示そう、日盲連の団結力。


各区の報告


(中央区)

4月14日(日)役員会 (於)二宮地域福祉センター
5月12日(日)ハイキング 参加者8名 (於)ハーブ園
6月16日(日)役員会 (於)勤労会館


(灘 区)

4月 5日(金)花見 (於)王子公園
6月28日(金)理事会
       カラオケ交歓会 14時から (於)千山荘 


(兵庫区)

4月 5日(金)第1回役員会 (於)身障センター
4月17日(水)女性部 日帰り研修 参加者 27名(会員15名)
 イチゴ狩り・フルーツフラワーパーク・イオンモール
5月10日(金)文化部「タオルでエプロン作り」 (於)身障センター
6月28日(金) 第2回役員会 (於)身障センター


(北 区)

4月 5日(金)花見 参加者23名 (於) 明石公園


(長田区)

5月10日(金)日帰り研修旅行 参加者45名
 和歌山 華岡清洲の里・稲むらの火の館・湯浅醤油工場見学
6月14日(金)敬老治療奉仕 施術者8名 利用者55名


(須磨区)

6月20日(木)日帰り研修旅行 参加者31名    
キッコーマン醤油・うえがきあられ本舗・兵庫酪農生活センターの
3カ所めぐり、皆ワイワイガヤガヤの楽しい一日を過ごしてきました。
6月28日(金)研修旅行の反省会


(垂水区)

5月23日(木) 春の交通安全総点検 参加者2名 (於)小束山小学校
周辺
 大きな交差点に音響式信号機の設置、歩道と車道の境の柵の設置などを要望した。
5月24日(金) 午前 支部役員会
午後 第5回基礎から学ぶ料理教室 参加者9名 (内全盲7名、男性4名)レシピ「かぼちゃ入りスコーン」にチャレンジ。みなさんそれぞれ自分の口に入る物をつくることができた。
6月6日(木)・7日(金) 一泊研修旅行 参加者25名 道後温泉方面
 1日目は琴平の「讃岐うどん教室」でうどんづくり体験、朝日ビール工場見学。泊まりは道後温泉、日本最古といわれる温泉を満喫した。2日目は、「坂の上の雲ミュージアム」見学、明治をつくった男たちの息遣いを感じた(ような気がした)。その後、今治のタオル美術館を見学し、しまなみ海道大三島の大山祇神社に参拝し、7時前に垂水に全員無事帰りついた。随所に「垂水力」を遺憾無く発揮した2日間だった。
5月10日(金) 師会合同役員会
5月22日(水) 銀行の音声ATM体験会  (於)三井住友銀行・みなと 銀行
担当者から機械の操作法について説明を受けた。参加者からは「普段は後ろに並ばれたりするとじっくり見ることができないので、こういう機会を設けてもらって良かった。」「今後、他の銀行や郵便局のATM、ICOCAのチャージの仕方についても練習したい。」


各部の報告

体育部

部長 岡崎 明美


4月 7日(日)兵庫県視覚障害者スポーツ連盟総会 
 (於)総合福祉センター
5月26日(日)第51回近畿視覚障害者グランドソフトボール大会兼第13回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技近畿地区予選会 (於)明石市立明石海浜公園球技場
1回戦 神戸市は大阪府と対戦し1対2で惜しくも負けました。優勝は大阪市でした。  


音楽部

部長 小林 紀代


4月12日(金)歌の集い 参加者24名 (於)東部在宅センター
※5月の理事・役員会で音楽部部長に選ばれました。


青年部

部長 佐々木 文孝


6月 7日(金)ヨガ教室 (於)身障センター
6月21日(金)日盲連スポーツ協議会代表者会議ならびに第8回通信競技大会の表彰式が福井県芦原温泉ホテルグランディア芳泉で行われました。陸上弱視男子100mで 川久保 榮氏(灘区)・水泳全盲女子50m自由形で 岡崎明美氏(須磨区)が優勝し、金メダルと表彰状をいただきました。
6月30日(日)第1回近畿ブロックスポーツ部委員会
 (於)総合福祉センター


女性部

部長 折野 八千代


4月12日(金)午前 代議員総会 午後 第1回支部長会
 ※役員改選でしたが、留任となりました。 (於) 総合福祉センター
5月31日(金)野外研修会 シーバスファンタジー号クルーズ   晴れたり曇ったりの1日、参加者96名(会員56名)は、中突堤中央ターミナルに集まりました。船長はじめ女性スタッフが多く働くファンタジー号は11時の出航でした。1階の船内は貸切で船内から流れるアナウンスに耳を傾け、川崎重工や三菱造船の大きな浮きドックを目の前にし、その大きさにビックリ!又海から眺めるポートタワーや船の形の真っ白なメリケンオリエンタルホテルや海洋博物館、何度見ても美しい景色にうっとりしながら45分のクルーズを楽しみました。そこからゆっくり歩き、18階の「木曽路」にて「和」の味を感じながらお友達との出会いを楽しみました。ハーバーランドは「ウミエ」と新しく変わりたくさんの人で賑わっていました。


老人部

部長 小谷 照子


4月26日(金)代議員総会 参加者43名 (於)総合福祉センター
5月10日(金)鳥のさえずりを聞く 参加者12名 (於)森林植物園
 日本野鳥の会のお誘いにより、森林植物園で鳥のさえずりを聞きました。はじめに「キジバト」から「キクイタダキ」まで、実物大の模型を数種類、手で触ってその大きさを確認し、小鳥がどのようにして飛ぶか、その仕組みを人の腕と翼を比べて肘から爪先までが使われていることを知りました。「ホオジロ」の声が聞こえたら“ききなし"と言って「イッピツケイジョウツカマツリソウロウ」と、説明して貰いました。「シャクナゲ」を背に記念撮影、「モチツツジ」は、葉も花もネトネトしていて、手にとって確認しました。参加者の皆さんも、ときの経つのを忘れるほど、大変喜んでいました。
5月24日(金) 日帰り研修会 参加者 39名 (於)岡山湯郷方面
 先ず「ワイン工場」は要所に押しボタンで説明を聞くようになっていましたが、試飲を楽しみに急ぎ足で。「イチゴ狩り」は棚の上に乗っていて採りやすく、時期的に遅いので、所々に大粒を見つけるというわくわく感もありました。昼食は品数多く、二種類の鍋に戸惑い、「平福」の町並み散策は、ボランティアガイドの説明を聞きながら歩いて、「改築をするにも、表通りは当時の景観を残すように」との事。格子戸や板塀などが新しくなっている家もありました。
6月 7日(金)オセロ教室 参加者10名 (於)総合福祉センター
 初心者を中心に、8月の本大会にむけて熱のこもった練習をしました。


あはき部

部長 沖  博


5月17日(金)代議員総会 (於)総合福祉センター


 盲人用具より

○ 視覚障害者用 防災用品セット 価格 13,000円
「リュックの特徴」  
視覚障害者の視点で選んだ21種類の商品が入っています。本体のリュックサックには、「国際シンボルマーク」と「私は目が不自由です」の一文が印刷されています。希望者にはリュックに取り付けたネームタグに墨字と点字で名前をお付けします。
ポンチョはオプション商品です。サイズはフリーサイズで、簡単トイレ袋3回分が付いております。価格は2,000円です。詳しくは事務所まで。


神戸から始まった(25)

地域ニュース 三井住友銀行

 昭和11年12月兵庫県下主要7行の合併により神戸銀行が発足、昭和47年太陽銀行と合併し、太陽神戸銀行となる。平成2年三井銀行と合併し、太陽神戸三井銀行に、平成4年称号をさくら銀行と改める。
平成13年住友銀行との大合併を行い現在の「三井住友銀行」へと至る。


情報いろいろ

日盲連の新しい情報や神戸市視協の情報が自宅の電話で聞けます。

0570-02-1802 に掛けて、音声ガイダンスの通りに番号をプッシュして下さい。


神戸市視協会報 第100号
発行日
平成25年7月10日
発行者
一般社団法人神戸市視覚障害者福祉協会
会長  奥本 一夫
編集者
広報部長  坂東 順治
発行所
〒650-0016神戸市中央区橘通3丁目4-1
(市立総合福祉センター内)
TEL(078)371-6245
(078)341-2897
印刷所
イージープロ
盲人のための国際シンボルマーク

【編集後記】                       

広報部長 坂東 順治


会員の皆さん、こんにちは。皆さん、お元気でございますか?
さて、本紙も今回の発行を持ちまして「創刊100号」となりました。改めまして、本紙の会報の作成に当たり多くの皆様に携わって頂きまして、厚くお礼を申し上げます。これからも、より一層のご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。また、新役員もきまりました。詳しくは、本紙を読んでください。
そして、こちらの方も皆さんのご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。
最後になりますが、これから夏本番になりますので、皆さん、お体には十分にお気をつけられまして、お過ごしください。