ご挨拶
会長 奥本 一夫
「三日見ぬ間の桜かな」と言う古い言葉がありますが、はや花のじゅうたんを踏みしめて歩く季節となりました。今年の冬は殊の外、厳しい寒さでしたので待ち遠しく感じましたが、皆さん方にはお変わりなくお元気でお過ごしの事と拝察いたします。新年度を迎え気持ちもウキウキすると同時に引き締まる時でもあります。
当協会も、一般社団法人に移行してはや5年目を迎えます。新しい市視協に向かって前進しています中、平成28年1月16日、17日には当協会主催によります日盲連全国音楽家大会を、文化ホール・中ホールで開催することになりましたので、皆さん方のご協力、ご支援をお願い致したく思います。又、運営規則、職員の就労規程等も整い、今年度も会員の方の会費も軽減のままで運営してまいります。どうかご理解をいただき、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、年度初のご挨拶といたします。
新年度に向けて
2月27日(金)の理事会において平成27年度の主な事業計画と予算が可決、成立いたしました。広く皆様のご意見を聞きながら一層充実し行事を組み立てていきたいと考えております。又、予算においても、無駄使いの無いように緊張感を持って皆様にご納得いただけるよう執行したいと考えております。尚、事業計画の詳細は理事会や総会を通じてその都度ご連絡を致します。次に平成27年度予算の概要を記載いたします。
平成27年度 収支予算 |
収入総額 9,300,400円 |
支出総額 9,300,400円 |
差引残高 0円 |
定時社員総会のご案内
本会も一般社団法人として生まれ変わり、総会の名称も定時社員総会と少し堅苦しくなりましたが、会員の皆様にご出席をいただき、昨年度の活動の検証と今年度の方針などについて広くご意見を発表していただける場です。
又、今年度は理事・監事の改選と言う重要な議題もあります。4月下旬には個別に総会案内をご送付しますが、5月15日(金)にあすてっぷKOBEにて開催予定で準備を進めております。支部・又は個人の提案や要望は事前に事務局まで文書で提出をお願いいたします。
第40回 全国盲人文芸大会
- 北区の森 鈴子さんが短歌部門で2位日盲連会長賞に選ばれました
- 「コーラスの リズムに合わせ しっぽ振る わが盲導犬は 上機嫌なり」
ヘルパー研修会を終えて
1月19日(月) 参加者 29名 (於) 総合福祉センター
今回の研修は、心肺蘇生・AEDを行いました。3名の講師の方に丁寧に教えていただき、初めての方も数回目の方も皆様熱心に取り組んで学びました。しっかりと学んで、いざという時に役立てていきたいと思います。
第 6回 UD映画祭
2月13(金) 「人生、いろどり」
昨年と同じ場所 神戸朝日ホールにて、字幕・副音声・ループ付きの映画祭を行ないました。天気予報通り昼過ぎには雪が降り心配しましたが、障害のある人・ない人合わせて351名。たくさんの方に楽しんでいただきました。関西音声サポートさんによる副音声は、江島泰子さんの生ライブでした。
次回は8月28日(金)に、福祉センター西側にある医師会館 4階市民ホールにて開催予定です。作品は未定ですが、多くの方に来ていただきたいと思います。
会員研修会
3月 6日(金)
日盲連の鈴木副会長をあすてっぷKOBEに講師としてお招きして「視覚障害者が希望を持ち続けるために」のテーマで会員研修会を開催しました。講演の内容も視覚障害者の補装具・日常生活用具、又、同行援護などの活用方法やそれに関する全国の現状と諸問題などをその実例やエピソードなどをユーモアを交えながらお話していただきました。当日は約70人の参加者がありましたが、皆さんお話に聞き入って、時の経つのを忘れるような楽しいそして有意義な研修会になったと手ごたえを感じました。
評議委員会開かれる
- 3月25日(水) 日盲連 評議委員会 (於)ホテルグランドヒル 市ヶ谷
- 平成27年度 事業計画、予算審議の承認
- 3月26日(木) 指導者研修会 「障害者差別解消法と私たちのくらし」
- 3月27日(金) 定期総会
- 1月 9日(金) 新年懇親会 参加者23名 (於)かごの屋
- 2月 5日(木) 福祉体験講座 (於)上野中学校
- 3月13日(金) 税金申告相談
- 3月27日(金) 定期総会
- 1月11日(日) 新年懇親会 参加者10名 (於)金賽来(きんぽうらい)
- 3月27日(金) 定期総会
- 1月 9日(金) 新年懇親会 出席27名(会員27名) (於)須磨 寿楼
- 2月 6日(金) 老人部 総会 出席20名
- 3月 4日(水) 女性部 総会 出席24名
- 3月27日(金) 定期総会 出席22名 (於)身障センター
- 1月 9日(金) 新年会 (於)箕谷(北野)
- 3月27日(金) 定期総会
- 1月 9日(金) 新年会 参加者29名 (於)木曽路
- 3月27日(金) 定期総会
- 1月 9日(金) 支部 新春懇親会(師会合同) 参加者31名
- 1月23日(金) 第15回 基礎から学ぶ料理教室 レシピ「酢豚」 参加者 6名
- 2月19日(木) 支部 日帰り研修 「あべのハルカス」「大阪くらしの今昔館」 参加者26名
- ハルカス展望台では360度の眺望を楽しむ人、ハルカスグッズを買う人、名物の「パインアメ
- ソフトクリーム」を味わう人、屋上ヘリポートツアーにチャレンジする人など・・・。
- 午後の今昔館では、桂米朝さんの音声イヤホンガイドによる案内を聞きながら、再現された
- 江戸時代の大阪の商家の店先を体感しました。
- 3月13日(金) 垂水警察署に要望書提出 参加者 2名
- 音響式信号機の設置、自転車の危険走行・不法駐輪の取締、白状・点字ブロックへの住民の理解・啓発を要望。
- 3月20日(金) 第16回 基礎から学ぶ料理教室 レシピ「グラタン」 参加者 7名
- 3月27日(金) 定期総会
- 1月 9日(金) 新年懇親会 参加者18名 (於)古長
- 3月27日(金) 定期総会
- 3月20日(金) 監査会・部会・代議員総会 (於)総合福祉センター
- 3月 2日(月) 歌の集い 参加者20名 (於)東部在宅障害者福祉センター
- いつものように時田直也先生のピアノ伴奏、そして歌のご指導をいただいて、新しい試みもして楽しませて
- くださいました。みんながよく知っている歌を違う歌の歌詞で歌ったり、あっという間に楽しいときは過ぎました。
- 2月14日(土)~15(日) 近畿ブロック盲青年交流研修会 及び青年部委員会
- (1日目) 交流研修会で、北野異人館めぐりを行いました。風見鶏の館、萌黄の館、ラインの館などを見学しました。
- ガイドボランティアの方に、わかりやすく説明していただき、触れるものにはとことん触れて、感触を楽しんでいました。
- (2日目) 青年部委員会で、視覚障害者が直面する課題について、活発な議論、討論を行いました。
- 同行援護のこと、交通関係のことなど、活発に討議し、全青広島大会にむけてのブロック提出議題を決めました。
- 近畿 9団体の青年部が集まりましたが、後継者がなかなか出てこないというのが共通の悩みでもありました。
- 1月23日(金)日盲連 近畿ブロック協議会 女性部連絡会議 (於)たちばな職員研修センター
- 神戸で 9年ぶりの開催となりました。近畿の代表者と付添い42名と、講演のみ参加の市視協女性部70名で会場はいっぱいになりました。
- 式典後の講演は神戸の盲老人ホーム千山荘 主任生活指導員である新阜義弘(におかよしひろ)さんに「視覚障害者の老後をどう生きるか」
- をテーマにお話をしていただきました。「健康・資金・居場所・生きがいについて自分自身の今を、あるいはこれからをどう生きていくかを
- 考えなければならない」と分かりやすくお話してくださいました。午後は日盲連大会に向けて提出議題や研修テーマを出しあい、近畿として
- のまとめをしました。その後、なかなか知る事のできない各県の活動を聞き、分かりあったり、感心したり・・・。
- 次回の出会いを確認し、会議は終了しました。
- 3月 1日(日) 第 2回 近畿ブロックスポーツ部委員会 (於)和歌山ふれあいセンター
- 3月21日(土) 第52回 近畿卓球大会 (於)京都市障害者スポーツセンター
- 個人戦は惜しくも 2回戦敗退でした。
- 1月16日(金) ミニゴルフ 参加者10名 (於)総合福祉センター
- 参加者の提案により立つ位置をゴールに近くして点数が出やすくしたり、元の位置から始めたり、希望により工夫して
- 楽しみました。距離を短くしたかたはゴールして止まる 3点が数多く出ました。また、既定の距離ではなかなか 3点は
- 出ませんでした。
- (参考)
- ※2階工事開始以降は、総合福祉センターの事務室が1階に仮移転します。
- ※2階工事期間中はエレベーター2基とも使用可能です。
- ※4月1日現在、2階のトイレは利用できません。
各区の報告
(東灘区)
(灘 区)
(中央区)
(兵庫区)
(北 区)
(長田区)
(垂水区)
(西区)
各部の報告
あはき部
部長 沖 博
音楽部
部長 小林 紀代
青年部
部長 佐々木文孝
女性部
部長 折野八千代
体育部
部長 岡崎 明美
老人部
部長 小谷 照子
情報いろいろ
青い鳥はがきの無償配布
申込期間は 4月 1日(水)から 6月 1日(月)で、最寄りの郵便局に身体障害者手帳を提示し、「青い鳥郵便はがき配布申込書」に必要事項を記入して提出(代理記入も可)してください。はがきは20枚で、 4月20日以降に郵便局から届きます。
タクシー乗車証
平成27年4月1日から利用できるタクシー乗車証が、3月23日(月)から各区健康福祉課で申請を受け付けています。手続きには、身障手帳と認め印が必要です。(「福祉乗車証」または「敬老優待乗車証」の交付者を除く)
エスコートゾーン
視覚障害者が安全に、最短距離で横断歩道を渡ることができるように、横断歩道の中央付近に敷設した突起体の列(点字ブロック)のことをエスコートゾーンといいます。点字ブロックをたどって歩いていても横断歩道で途切れてしまいますが、横断歩道上にも続けてエスコートゾーンがあるとまっすぐ安心して歩けます。現在、新神戸駅から地上へ上がったところの布引交差点と西区の神戸視力障害センター東側 の交差点に設置されています。市視協でも事務所周辺にエスコートゾーンを設置していただけるように要望します。
盲人用具より
今回は昨年度(平成26年4月1日~27年3月31日)までに皆様によくお買い上げいただいた品物のベスト5を紹介します。
売上金額の順位ではありません。
1位 タックペーパー・点字用紙 |
2位 白杖(直杖・折りたたみ) |
3位 時計(音声・触読式) |
4位 「テレビが聞ける」ラジオ |
5位 点字器(主に携帯用) |
これからも皆様の要望にお応えしながらアフターケアにも心がけ、良心的な運営をして参ります。
神戸から始まった(32)
「ゴルフ」
イギリス人貿易商のA.H.グルームが神戸六甲山上に何人かの仲間と共に岩を掘り起こし、雑草や笹の根を手鎌で刈り、まったく人の手により3年がかりで1901年(明治34年)秋、4ホールのコースが出来上がり、ゴルフを楽しんだ。2年後には日本初のクラブ「神戸ゴルフクラブ」が誕生した。ここからは、日本人選手として全英オープンに出場したり、日本人初のプロゴルファーがでている。
☆お知らせ☆
第68回 全国盲人福祉大会(岐阜大会)ツアー
定員に達しなかったため、中止になりました。
市視協事務所の仮移転について
神戸市立総合福祉センターでは、現在大規模改修工事を実施中であり、今後、視覚協会事務所のある2階も改修工事等が実施されます。このため、2階工事期間中は事務所を総合福祉センターの3階へ仮移転する予定です。(2階工事後は2階へ再度移転します)仮移転時期は平成27年6月以降を予定していますが、具体的な日程はまだ決定しておりませんので、ご来訪の折には事前に事務所までお問い合わせいただきますようお願いします。
会員の異動
入会者 宮永 真也(北区) |
本庄 幸治(須磨区) |
退会者 西村 直美(中央区) |
中口 秀樹(中央区) |
ご逝去者
桝田 順子(東灘区) 享年60 |
沖 博(長田区) 享年78 |
【編集後記】
広報部長 坂東 順治
日頃は、会報の発行にあたり、ご支援とご協力をたくさんいただきましてありがとうございます。この会報が皆様のお手元に届くころには、春本番ですので会員の皆様、大いに楽しんでください。最後になりますが、皆様お体には十分に気を付けてお過ごし下さい。
発行日 | 平成27年4月15日 |
発行者 | 一般社団法人 神戸市視覚障福祉協会 会 長 奥本 一夫 |
編集者 | 広報部長 坂東 順治 |
発行所 | 〒650-0016神戸市中央区橘通3丁目4-1 (市立総合福祉センター内) TEL(078)371-6245 (078)341-2897 |
印刷所 | イージープロ |